#1 卒業は別れじゃない
中学生になって周りの目が気になった。
それは思春期ってやつで人間だれしもが通り抜ける道だった。
そして物語を作るには絶好のチャンスだった。
小学校からつけてきていた歌、創作、コミュニティ、色んな力を使おうとした。
そして僕が羽ばたく為に、藻掻く為にいろんな活動を始めた。
サイトを開いた。けどあまり人目に触れなくて、やめてしまった。
諦められなくてブログを作った。でもやっぱりやめてしまった。
歌詞を作って広めようとした。でも一つも歌にならなかった。
有名なSNSを使って頑張ろうと思った。でも結果、自分を見失った。
小説を書き始めた。苦いコメントが多くてくじけそうになった。
妥協して、挫けそうになって、何も手が付かなくて、それでもやりたかったから熱中して。
守りたい人ができて、体の調子を崩して、他の人の影響を受けて、自分が本当にわからなくなって、誰かに守ってもらって、尊敬したい人ができて。
どれも完璧な解はなかった。というか出さなかった。
そしてそのまま卒業してしまった。
今までの仲間たちとお別れをした。
悲しい、嬉しい、楽しい、いろんな感情を共有した。
沢山の事があった。
友達にドッキリをかけた、友達と遊んだ。
沢山歌った。色んな人に会った。色んな人に迷惑をかけた。色んな人を困らせた。
これがずっと出したかった解だって知った。本当の答えを知って嬉しかった。
それでもやっぱり悲しかった。
今までの生活が過去となって過ぎ去ってしまって、今までの友達は会えなくなって。
そして少し、自由になって。それが怖くて。
大人ってこういうことを乗り越えて成長してきたんだなって思うとすごいって思う。尊敬する。
僕も乗り越えなくちゃいけないんだと思う。
でもきっと完璧に乗り越える人はいないと思う。というか自分にそう言い聞かせてる。
だから新しい線の前で僕はこうして立っている。
新しい一歩を踏み出すために。
だからどうか皆さん、私の、僕の活動を優しく見守って下さい。
4/1から皆さんに「暇」という言葉を忘れさせます。
人の心に刺さる歌声を、人を心から笑わせる力を、人の罵声を受け止める盾を、そして僕の全部を、「「彼」」に渡してそして僕は表舞台から降ります。
僕はどこかで生きています。その証拠にツイッターの更新はします。
これから彼を通して伝えることになるけれど。心を込めて。全力で。

新しい日々を楽しんで。この日々を忘れないで。そしてさようなら。